2040年。自動車は空を飛び、携帯は体に埋め込まれている? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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2040年。自動車は空を飛び、携帯は体に埋め込まれている?

わたしたちが考える「2040年大変身しているモノ」

特集「2040年のモノ」。IoTで変わるモノの未来。まずは一般読者の想像を聞いた。BEST T!MES編集部が30代~40代男女500人にアンケート。〈問・今使っているもので、「2040年大きく形が変わっているモノ」は何だと思いますか。 そのモノと予想する未来形を教えてください〉結果は以下の通り。

■2040年大変身しているモノ

1位「自動車」

 500人中256人と、圧倒的な回答を集めたのが自動車。前回〈若者のマイカー所有率は上昇!?「クルマ離れ」の真相〉、実は若者のマイカー所有率はそれほど落ちていないことを明らかにした。「3C」の時代ではないが、まだまだ移動手段として欠かせない存在だ。AIの進化でどう変わるか。

◆どう変わる?(以下、アンケート回答よりピックアップ)

「自動運転」

 自動運転技術はもう実用間近だ。アメリカではグーグルが世界に先駆けて開発をすすめ、ライドシェア(相乗り)事業での実用を狙っていると言われている。また大手自動車メーカーも負けてはいない。ジェネラル・モーターズは、年明けの1月12日、ハンドル・アクセル・ブレーキを設置しない自動運転車の実用化を2019年中にすすめると発表した。日本では国家戦略特区に指定されている、藤沢市で自動運転の実証実験が行われていて、2016年には同市で「ロボットタクシー」が実験走行を果たした。ヤマト運輸がディー・エヌ・エーとタッグを組み、自動運転車での宅配サービス「ロボネコヤマト」の実用化を目指しているというニュースもある。

「オール電気化」

 電気自動車への流れがすすむ、という回答が続いた。とくにそのシフトは海外ですすんでいる。中国、インド、ドイツ、フランス、英国が相次いで内燃機関を段階的に撤廃する政策を打ち出した。将来的にガソリンエンジンやディーゼルエンジンは、環境に与える影響もあり、どんどん使われなくなるだろう。各自動車メーカーも続々と電気自動車の開発を急いでいる。日本はEV化にやや出遅れている印象だが、2019年をめどに中国市場に電気自動車を各社一斉導入するという。

「空を飛ぶ」

 タイヤがなくなって車が浮いて走行するようになる――。こんなSF映画で描かれる未来がやってくるかもしれない。「空を飛ぶ」という回答も集まった。これもなんと実用に向けた動きがある。一般社団法人CARTIVATORは、2030年までの市販化することを目標に、陸空両用かつ長い滑走路や大型車庫などを必要としない、世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を進めている。

 
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