なぜニューバランスの商品名は数字なのか?【ニューバランスの基礎知識(1)】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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なぜニューバランスの商品名は数字なのか?【ニューバランスの基礎知識(1)】

スニーカーの人気ブランド「ニューバランス」の今さら聞けない基礎知識。明日から周りに自慢できるトリビアが満載!

1000番台

1000番台の系譜

各時代の「最先端技術」を結集したプレステージライン

 機能面でも価格面でもより「ハイクラス」を狙った1000番台は、そのコンセプト通り高級感ある洗練されたビジュアルが人気。その品番の変遷は少し変わっており、1985年に初代として〈1300〉が登場した後、〈1400〉が発売される前に、先に〈1500〉が世に出ている。開発自体は〈1400〉が先だったが、当時の技術的には量産化に対応できなかったため発売が見送られ、その後日本支社のラブコールでようやく製品化が実現したためだ。

ENCAPを初搭載した初代1000番台〈1300〉

ENCAPを初搭載した初代1000番台〈1300〉

 あのラルフ・ローレン氏が「まるで雲の上を歩いているかのようだ」と絶賛した、初の1000番台モデル。発売当時の定価はなんと約4万円と、超高級モデルだった。5年ごとに復刻モデルが発売され、その度にアップデートされることでも有名で、次の復刻は東京五輪が開催される2020年の予定。

日本限定から世界に羽ばたいた〈1400〉

日本限定から世界に羽ばたいた〈1400〉

 上述の事情から、最初は日本だけで展開されていた「幻の2代目」モデル。のちにアメリカのファッションブランド「JCREW」が別注したことでアメリカでも販売され、日本限定モデルから世界へと広がった稀有なモデルとなっている。今では1000番台の中でも屈指の人気モデルへと成長。

抜群の履き心地を誇るチビNの代表格〈1500〉

抜群の履き心地を誇るチビNの代表格〈1500〉

 〈1500〉の発売から、一体成型のミッドソールを初採用し、さらに軽さと耐久性をアップするため人工レザーが使われるように。かつてはMADE IN USAだったが、現行モデルは英国製に。ちなみに「チビN」の多い1000番台の中でも最も“小さい”Nを持つモデルでもある。

 

品番を頭に入れておくだけで、購入時により自分にフィットする一足を選ぶことができる。ぜひ参考にしてみてほしい。

 

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