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味方の中に内通者が? 教如、石田三成から逃れるため山奥の洞窟へ

鈴木輝一郎 戦国武将の史跡を巡る 第47回

 本当は鉈ヶ岩屋の写真もあるといいのですが、まさかここまで険しい場所だとは想像もしていなかったので革靴のまま。だもんで、鉈ヶ岩屋の写真は借り物です。
 出典は下記。ハイキングブロクだそうです。
 https://4travel.jp/travelogue/11133979

 詳しくは引用元のブログを読んでいただくとして、現在でもかなり山奥です。
 史料によるとこの鉈ヶ岩屋の前はかつてそれなりの広さの広場があったらしいんですが、土砂崩れによって狭いものとなった、とのこと。この岩屋そのものもかなり狭苦しいのと、巨大な一枚岩がかろうじて支えているかんじなんで、ここで寝泊まりするのはいろいろな意味で勇気が要りますね。

 ともあれ、教如はここにしばらくとどまり、近江側での支援態勢が整ったというしらせをうけて動きます。その話は次回。

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鈴木 輝一郎

すずき きいちろう

作家

1960年岐阜県生まれ。小説家。歴史小説『浅井長政正伝』『戦国の凰 お市の方』など著書多数。2008年には著作が50冊に達した。

日本推理作家協会・日本文藝家協会・日本冒険作家クラブ会員。


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