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エディー氏「言い訳は日本人の悪い癖だ」

Q2.ラグビー日本代表が2019年ラグビーW杯で勝つには何をするべきか。

コーチ陣の経験の少なさは言い訳にならない

――日本代表コーチ陣は、コーチとしてラグビーW杯を経験していないことは懸念材料になるのでしょうか。

 

ジョーンズ 誰もが初めてのラグビーW杯を経験するのです。私もそうでしたが、それでも結果は出しています。経験は言い訳にはなりません。ジェイミーや(コーチの)トニー・ブラウンには長いスーパーラグビーの経験があるのです。インターナショナルのコーチとして、とても早く進歩していくのではないでしょうか。みんな“初めて”を経験します。ジェイク(・ホワイト)は、2007年、初めてのラグビーW杯でも優勝しました。言い訳を準備するのは日本の悪い癖だと思いますよ。それに、リーチやNO.8のナキ(アマナキ・レレィ・マフィ)など、経験値のある選手がコーチの大きな助けとなるはずです。

 ――今の日本代表はもっとハードワークした方がいいのでしょうか?

ジョーンズ ラグビーW杯は日本代表にとってだけでなく、どのチームにとってもチャレンジングです。ただ勇気を持ち、そして、自分たちはできると信じることです。失敗を恐れてはいけません。以前、日本代表がベスト8に入るなんて、クレイジーだと誰も信じていませんでした。しかし、私たちがラグビー2015年W杯で3勝して決勝トーナメントに進めなかった初めてのチームとなったのです。自分たちで実現可能にするのです。もちろんとても難しいことです。でもベスト8に入れると信じることです。私が率いていた時も、私自身が日本代表は決勝トーナメントに進めると信じていました。日本代表の選手に南アフリカに勝つ、スコットランドに勝つといい続けました。彼らはそれを信じられたからこそ、ハードワークができたのです。もし日本代表が2019年のラグビーW杯にベスト8に入りたければ、やることはたくさんあります。

明日の質問は…〈Q3.日本の高校ラグビーや大学ラグビー界についての何か提言はありますか?〉です。

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エディー・ジョーンズ


 



1960年、オーストラリア、タスマニア州バーニー生まれ。オーストラリア人の父と、日系アメリカ人の母の間に生まれる。1990年代初頭まで、当時オーストラリアの最有力州チームだったニューサウスウェールズ州の代表として活躍、その後引退し、コーチに転身する。2003年、オーストラリアの代表監督としてW杯準優勝、2007年、南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてW杯優勝。2009年、サントリーのゼネラルマネージャーに就任。2010年度より監督も兼任し、日本選手権優勝。2012年、日本代表ヘッドコーチに就任。2015年のW杯では、世界的な強豪南アフリカ代表に歴史的な勝利をして、ラグビーファンだけでなく日本中の注目を集めた。現イングランドの代表監督。イングランド代表に就任してからチームは連勝街道を走り、今年2月のシックスネーションズが始まるまでは23戦22勝。今年のシックスネーションズは、3敗を喫したがまだチームは成長過程。2019年、日本で開催されるラグビーW杯での優勝を見据える。


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