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損をしないために。「投資信託」は信じるな!

結局は手数料を稼ぐために作った「商品」だ

日本の株の個人ネットトレーダーのパイオニアである冨田晃右さんは、『月1回、10000円から始める株トレード』で「投資信託を信じるな」と説いています。その理由とは?

投資をしている人の中で利益が出ている人は4分の1!? 

 

 

 現在の日本で投資をしている人の割合がどのくらいいるかご存知でしょうか?ビジネスパーソンを対象にしたアンケートで、左のような結果が出ています。 

 これによるとほぼ半数近い人が「投資を行っている」ことがわかります。そして残念なことにそのうちの半数近い人は「損している」と答えています。利益が出ていると応えたのは4人に1人という状況です。 

 私には、この状況を改善して、「利益が出ている」と答えられる人を増やす方法があります。それはどんなやり方なのか?大丈夫。誰にもできる、とてもシンプルな方法です。

 ただ、最初にこれだけは言っておきます。

「投資信託ではありません!」
「投資信託は絶対にやってはいけない!」  

 巷にあふれている低額から始められる投資をテーマにした本は、そのほとんが投資信託を薦めるものです。実際に「投資をやっている」という人の多くの投資対象は投資信託です。私は、それに対して声を大にして「アンチ!投資信託」を伝えたいと思います。

 なぜ投資信託がダメなのか、そのもっとも大きな理由は、「投資信託は運用会社(銀行や証券会社)が手数料を稼ぐために作った『商品』である」からです。 

 

 商品は売れればそれで目的は達成できるので、運用会社は本音のところでは、その運用によって利用者に利益が出ようと損が出ようと「別に関係ない」と思っているはずです。もちろん利益が出ているときには、利用者にもその利益が還元されるというメリットがあります。しかし、損失が出てしまったときに実際にそのリスクをかぶるのは、利用者だけです。どっちに転んでも運用会社は損をしない仕組みになっているというわけです。 

 あなたにとって大切なお金を預けるのに、「あなたと損得を共にしない」つまり「あなたと同じ側に立ってはくれない」人に頼るのは、それだけでリスク大きいと思いませんか? 

 でも、今のような話をしてもこんなふうに考える人がいます。

「だけど、それでも、投資信託はプロ が運用してくれるんだから、素人の自分がやるよりはうまくやれるはずだし…」と。 

 確かに投資信託はプロが運用している―これは事実です。でも、プロが必ず勝てるのか?となると、そこには疑問符がつきます。勝てるプロもいれば、勝てないプロもいる。プロだって勝てるときがあれば、勝てないときもある。利用者側は投資信託を申し込む際に「この投資信託会社(の抱えるプロ)にまかせて勝てるのかどうか?」という判断を下す必要があるのです。 

 私が言いたいのは、そこで「どこ(の誰)に任せるかを判断する」リスクを取るくらいなら、あなた自身の考えや判断で、投資信託のように毎月定額積み立てるのと同じ形で、投資信託ではなく、株式市場に上場している株でもっと着実に稼げる方法にチャレンジしませんか?ということです。

『自分で決めて、自分で稼ぐ 月1回、10000円から始める株トレード』より構成>

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冨田 晃右

とみた こうすけ

京都府出身、1970年生まれ。株式会社日本トレード技術開発代表取締役。経営コンサルタント、税理士になりたいと思い、同志社大学経営学部に進学するも挫折。在学中より経済の需要と供給や開発経済学を学ぶ。2002年当時、日本にはあまり存在しなかった、株の個人ネットトレーダーを志す。欧米流のトレーディング手法と日本の投資技術を導入、まったくの初心者からやく3年で、安定した利益が出るトレード技術を開発した。



自ら代表を務める「株式会社日本トレード技術開発」が運営する「株式スクール冨田塾」を全国各地で開催。「小額資金しか持たない個人は、投資家として大儲けを狙うのではなく、トレーダーとして長期的継続的に稼げるようになるべき」をモットーに、正統派技術をまじめに教えている。



「個人投資家」ではなく「個人トレーダー」を育成すべく、株価チャートのみを使ってトレーディング手法を導入。チャートパターン認識能力がズバ抜けていると定評があり、「企業業績」「経済情勢」など既存の株式投資において常識とされた情報を一切介さずに、株式チャートのみを使って売買する手法を確立。買いでは急騰銘柄、空売りでは急落銘柄を主に手掛ける



著書に『ここが違った! 株で稼ぐ人、損する人』(集英社)、『確実に稼げる株式投資 副業入門』(ソーテック社)。


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  • 2017.12.21