川崎フロンターレでは、選手入場の際に一緒に手をつないで出る子どもたちに対して、お決まりの“ある仕掛け”を用意しているそう。プレー以外の面でも、川崎がサポーターを惹きつけていることが分かるユニークなエピソードを、中村憲剛選手に伺いました。

子どもの反応に思わず選手も大笑い

 楽しんでもらいたいという思いは、触れ合う子どもたちに対しては、特に強く思いますよね。彼らと触れ合う機会は、もしかしたら一度しかないかもしれない。だから、試合前のエスコートキッズたちにも、ちょっとした仕掛けというか、楽しんでもらおうと思ってはじめたこともあるんです。

 

 試合前に、僕ら選手は、エスコートキッズと手をつないで入場してきて、横一列になって整列したあとは、子どもたちも一緒になって集合写真を撮るんです。そのあと、僕らは着ているTシャツなどを脱いで、ユニフォームになると、今度は選手だけで集合写真を撮るんですけど、時間がないので、スタッフが子どもたちに退場を急かすんですよね。

 でも、子どもたちに「バイバイ」と手を振ると、中にはこちらをじっと見て動かない子もいる。だから、見かねた僕が何かのタイミングで「お前ら、走れ〜〜!」って勢いよく叫んだんです。そうしたら子どもたちも騒ぎながら走り出して、それを見ていた選手たちも爆笑。どこかリラックスして、そのとき撮った集合写真では、みんなすごく良い顔をしていました。

 
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