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中村憲剛、現役引退について「考えていない。なぜなら今できているから」

中村憲剛選手12月毎日更新 Q9 37歳を迎えましたが、現役引退についてどう考えていますか?

未来に思いを馳せても仕方ない

 考え方として、良いパフォーマンスが発揮できているうちにやめるというのもありますが、この年齢までプレーしてきたら、そうも言っていられなくなる。自分の中で燃え尽きるまでやりたいなと、今は思っています。

 ただ現時点では、引退ということに対して、そこまで真剣に考えてはいないんです。
 なぜなら、今、できているから。これから先のことは自分にも分かりませんが、過去に浸っていても仕方がないように、未来に思いを馳せていても仕方ない。大切なのは、今。誰も未来のことは分からないですからね。今、やっていることを続けて行った先に、未来があるわけですから、今を全力で生きなければ先もないですよね。

 あれっ? 何か哲学的な話になってしまいましたね(笑)。

明日の質問は…〈Q10 中村憲剛選手の代名詞と言えばスルーパス。どうして、あんなすごいパスが出せるようになったのでしょうか? (前篇)〉です。

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中村 憲剛

なかむら けんご

プロサッカー選手。川崎フロンターレ所属(背番号14)。

1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。6歳のときに府ロクサッカークラブでサッカーを始め、小金井第二中学校、都立久留米高校、中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに加入。2016年、歴代最年長の36歳でJリーグアウォーズ最優秀選手賞を獲得。プロ15年目を迎えた2017年現在も、チームの中心選手として活躍中。


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