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MVP小林悠と谷口彰悟。川崎Fの主将、副主将が見据える「これから」

【川崎フロンターレ】小林悠選手×谷口彰悟選手 特別対談!②

18~19世紀に英国で誕生し、世界中で最もプレーされているスポーツがサッカー。日本でも1993年にプロサッカーリーグ、Jリーグが誕生。現在38都道府県に本拠地を置く54クラブ(J1~J3リーグ)の中でも屈指の実力と人気を誇るチームが川崎フロンターレだ。
チームのエースで、今季はキャプテンも務めた小林悠選手。守備の要で大きな飛躍を遂げた副キャプテンの谷口彰悟選手。12月2日に長きにわたる2017シーズンが終了。見事リーグ優勝を果たしたチームにおいて八面六腑の活躍を見せたお二人に、「今思うこと」、「これからの展望」について、お聞きしました(※取材はシーズン終了前に行われたものです)。

写真:アフロスポーツ

小林悠「もっと上手くなれるし、より強くもなれるし。まだまだ成長できる」

――谷口選手は今年で入団4年目。この夏26歳になりましたが、心境はいかがですか?

小林 ウソ!?  もう26歳か。早いな。

谷口 「若手、若手」と言われていましたが、年齢的には「中堅」と呼ばれてもいい歳なので、ちょっと焦りはありますね。まだ何も成し遂げていないので。代表にもまた呼ばれたい…呼ばれる選手にならなきゃいけないですし。

小林 俺もケガとかあって、ずいぶん代表と離れてるから毎回「次こそ!」と思ってる(※小林、谷口両選手とも12月9~16日に開催される E‐1サッカー選手権2017決勝大会において日本代表に選出された)。 

――そんな小林選手は、この秋30歳の節目を迎えました。

小林 そうなんですよ。でも、自分が若いときは、「川崎山脈」と呼ばれる選手(※2004シーズン以来、フロンターレのディフェンスラインを支えた寺田周平、箕輪義信、伊藤宏樹、佐原秀樹選手は『川崎山脈』と呼ばれ、男性はもとより女性ファンの人気も絶大だった)がズラッといたので、もっと“大人の男!”って気がしてたんですよ、30代って。

谷口 僕が入団したとき(2014年)は、残念ながらみなさん引退されていましたが。

小林 だけど、いざその歳になってみると、自分はまだまだガキだなあって思いますし。あの4人は、当時からめちゃくちゃ渋かったんで。中でも周平さんは、すごいオシャレだったな。背もデカイし、足も長くてスタイルはいいし、ジーンズに白いシャツ着てるだけで絵になる。佐原さんなんかも髪の毛いつもサラサラだし、普段からすげえいい匂いがしてたし(笑)。

谷口 僕が言うのも何ですけど、(小林選手は)若く見えますからね。

小林 (笑)、まあ、童顔だからな。ただ、実際に若いんだよ。もっとこう…あそこが痛いとか、昔ほど走れなくなったとか、そういう衰えみたいなものを感じるかと思えば全然ない…とは言わないまでも、ほとんどないし。

谷口 確かに、若手より元気かも知れない。

小林 ひと昔前までは、30代になったら「引退」の文字もチラついてたと思うんだけど、もっと上手くなれるし、より強くもなれるし。まだまだ成長できると思うんだよね。

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小林悠・谷口彰悟

小林悠

1987年9月23日生まれ。東京都出身。FW。背番号11。麻布大学附属渕野辺高校、拓殖大学を経て2010年に川崎フロンターレへ加入。ハリルジャパンでも活躍が期待される得点感覚溢れるストライカーで、FWや2列目でもプレーする。日本代表5試合出場。今季よりキャプテンとしてチームを鼓舞する。



谷口彰悟

1991年7月15日生まれ。熊本県出身。MF。背番号5。熊本県立大津高校を経て筑波大学ではユニバーシアード日本代表として活躍。2014年に川崎フロンターレに加入すると、プロ1年目から頭角を現し、リーグ戦30試合に出場した。リーグ戦全試合に出場した昨季に続き、今季もCBとしてチームの躍進を支え続ける。


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