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中村憲剛が語る、スポーツ選手のSNSの楽しさと怖さ

中村憲剛選手12月毎日更新 Q7 勝利後のSNSの更新スピードが話題です。選手にとってのSNSの活用法と重要性を教えてください!

奥さんに送信ボタンを押してもらうことも

 勝利した試合後には、すぐにTwitterやブログを更新していますけど、実は大変な思いをしているときもあるんですよ。すぐに文章が思い浮かぶときもあれば、内容を読み返して書き直すときもある。だって、ひとつボタンを押すだけで、自分の考えや思いが拡散されてしまうんですからね。これはめちゃくちゃ怖いですよ!

 だからたまに、妻に送信ボタンを押してもらうことすらあります。「この文面でいいかな、この内容でいいかな」って悩んでいて、「ダメだ。押せない。無理、無理!」ってこっちが言っていると、妻が「それでいいと思うよ」って言って、「はい」って押しちゃうんですよね。こっちからしてみたら「ええっ、はやっ!」ってなります(笑)。

 Twitterは140文字と1回の文字数が決まっていますが、それはそれで、自分を表現するという上では、すごく勉強になっています。
 繰り返しになりますけど、SNSをやっている理由としては、みんなが楽しみにしてくれているというのが大きい。そして、僕自身もそれを楽しんでいます。だって、これが苦痛なだけだったら、きっと続けていないですからね。 

明日の質問は…〈Q8 日本代表への思いはどのように変化していきましたか? また今、どのような思いを抱いていますか? 〉です。

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中村 憲剛

なかむら けんご

プロサッカー選手。川崎フロンターレ所属(背番号14)。

1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。6歳のときに府ロクサッカークラブでサッカーを始め、小金井第二中学校、都立久留米高校、中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに加入。2016年、歴代最年長の36歳でJリーグアウォーズ最優秀選手賞を獲得。プロ15年目を迎えた2017年現在も、チームの中心選手として活躍中。


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