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Gジャンの「G」、Pコートの「P」…その語源、知ってる?

【アウターの基礎用語①】アウターの名称、その語源が気になる!

ほんとは知らない言葉でも、周りの友達があまりにも当たり前に使っていると、なかなか会話をぶった切って「それ、どういう意味?」とは聞けないものだ。そんな時はこの用語集をチェック!
今回は、まさにこれからの季節に主役となる「アウターの名前」についてこっそり教えます!

 

Q. Pコートの“P”って、どういう意味?

A.  その語源には、諸説あり!

 元々、水兵や船乗りが着る厚手のウールのダブルプレスト式のコートである「Pコート」。この“P”の語源はふたつの説がある。ひとつは、英語の「Pea(錨の爪という意味)」から来たとする説。もうひとつは、オランダ語の「Pij(粗い毛織物という意味)」を語源とする説だ。

Q. ダッフルコートの“ダッフル”って、どういう意味?

A.  ベルギーの街「ダッフル」がその語源

 「ダッフル(duffle)」とは、ベルギーのアントワープ市近郊の街の名前で、このダッフル地方で作られた厚手の生地のことを「ダッフル」と呼んでいた。このコートは、元来は北欧の漁師のための防寒着であった。一枚仕立ての粗い毛織物のことで、木や角でできたトグルボタンを特徴としている。第二次世界大戦では英海軍の仕官用として採用されて以来、メジャーとなった。

Q. 映画『タクシードライバー』で主人公が
 着ていたミリタリーアウターの名前は?

 

A.  米陸軍で使われいた「M-65(エムロクゴー)」。

 マーティン・スコセッシ監督、'76年公開の映画『タクシードライバー』で、ロバート・デニーロが着ていたことから一躍流行した、ミリタリーアウターの代表格。米陸軍で1965年に採用された寒冷地用のフィールドジャケットで、オリジナルは着脱可能なライナー、収納式のフード、4つのポケットなどが特徴的。メンズファッションの世界でも「MA-1」と並び、もっともよくモチーフとされるミリタリーアウター。

Q. Gジャンの“G”って、どういう意味?

A.  「G.I.が着ていたから」が最有力説。

 正しく英語で表記すると、「Jena jacket(ジーン・ジャケット)」。なぜ頭文字が「G」になったかというのは諸説ある。その中でも、ジーンズが「G.I.(アメリカ軍軍人の俗称)」によくはかれており、そのためジーンズを「Gパン(G.I.パンツの略)」と呼ぶようになり、ジャケットに関しても「Gジャン」と呼ぶようになったというのが一番有力な説。

 

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