あの東京大学ですら、世界大学ランキングでは39位止まり(2016-2017年度版のタイムズ・ハイアー・エデュケーションより)。ではその上位に食い込む、世界の名門大学は何が違うのか? その名門を名門たらしめる特徴――「傾向」と実際の入学までのルート――「対策」を、世界を見据える読者に提供。第4回目は、世界大学ランキング10位(同)、シカゴ大学。【対策編】

対策編:アメリカの名門「シカゴ大学」と「臭い玉ねぎ」

高校3年間「オール5」レベルが求められる

 シカゴ大学は各ランキング上位に位置し、非常に高い評価を得ている大学です。と同時に、競争率が高いことでも有名です。合格率は8~9%と、一握りの出願者しか合格通知を受け取ることができません。

 入学する学生はただ優秀なだけではなく、多才で、飛びぬけたスキルを持っていることが求められます。GPA(高校の成績評定)は4.0が求められると言っていいでしょう。即ち、日本の高校であれば「オール5」を高校3年間取り続けるようなイメージです。その位の成績が求められます。

 SATは2235以上、ACTは33以上のスコアが必要です。出願の際にはSATテストは実は必須ではありませんが、現実的には、受けておいた方が有利になります。必須ではないから受けない、というスタンスでは合格が遠のいてしまいます。

 学校の成績、SATに加え、課外活動の経験があれば更に有利になります。課外活動の重要性というのは、他の名門大学についても同じなのですが、シカゴ大学はこの傾向が他よりもかなり強いといえます。ですので、シカゴ大学を狙う場合は、良い成績、数値だけを目指すのではなく、学校や社会の活動に積極的に参加し、活動実績を積み上げていくことが重要であるといえます。

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