あの東京大学ですら、世界大学ランキングでは39位止まり(2016-2017年度版のタイムズ・ハイアー・エデュケーションより)。ではその上位に食い込む、世界の名門大学は何が違うのか? その名門を名門たらしめる特徴――「傾向」と実際の入学までのルート――「対策」を、世界を見据える読者に提供。第4回目は、世界大学ランキング10位(同)、シカゴ大学。【傾向編】
シカゴ大学のロゴ

アイビーリーグに属さない名門大学

 シカゴ大学は、1890年に設立されたイリノイ州シカゴにある私立大学です。学部生の在籍者数は5,844名で、キャンパスは都市部にあります。米国内ではもちろん世界でもトップクラスの大学として知られており、US News誌の全米大学ランキングでは、第3位(National Universities部門*)にランクインしている名門です。

 しかし、これまでの連載でも紹介したハーバード、プリンストン、コロンビア大学が属する「アイビーリーグ」には属していません。「アイビーリーグ」は名門大学の代名詞として名称が使われますが、このシカゴ大学や、後に紹介するスタンフォード大学やMIT、カリフォルニア工科大のように、アイビーリーグには属さない名門大学もあるのです。

* ランキングは通常、比較的大規模な National Universities (総合大学)、と比較的小規模な Liberal Arts Colleges (リベラルアーツ校) に別けて発表されます。ちなみに、日本にある大学はほぼ全て総合大学です。

「総合大学」と「リベラルアーツ」では、教育体系、授業スタイル、生徒数、キャンパス環境、目指す方向性など、様々な要素が違うので、横に並べて比較すらすることができません。例えば、総合大学1位のカリフォルニア工科大と、リベラルアーツ1位のウィリアムス大学はどちらが上であるか?という比較はできません。

 2017年8月時点での全米リベラルアーツランキングはこちら

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