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五郎丸 IS BACK。“新ルーティン”にみえた31歳の決意

あの日本ラグビー界のスターが日本に帰ってきた。

新しいルーティンにみえた決意

 

 会見から4時間。大久保グラウンド行われたチームの練習に、五郎丸は初合流した。カメラマンが砲列を作る中、五郎丸がピッチに出る。練習はウォームアップ、パス、コンタクトと進む。五郎丸は時折、清宮克幸監督や選手兼任コーチの大田尾竜彦と話し込み、チームのプランを確認する。

 そして練習の最後にはゴールキック。ボールを立て、助走位置まで下がると、以前の両手を合わせる「お祈りポーズ」ではなく、ジャージーの裾を両手で下に引っ張りながら静止する新しいルーティンから、ゆっくりとした足の運びでボールを蹴ると、正確な放物線がゴールポストの間に吸い込まれていった。

「キックは蹴り方を少し変えました。キックティーを変えて、ボールの立て方も少し変えた。ポーズですか、そこはあまり意識していないところです」

 周りからはすでに完成したように見えるゴールキックを、さらに進化させていこうという決意。

「まず15番(FB)のポジションを勝ち取ることが最優先。そこから先は、期待されている得点力の部分でチームに貢献できるよう、しっかりキックを蹴っていきたい」

 早く試合をしたいですか? の問いには「うずうずしてますよ」と答えた。

 五郎丸歩。31歳のチャレンジが始まる。

 

 

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大友 信彦

おおとも のぶひこ

1962年5月7日、宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高から早大を経て1985年からスポーツライター。『東京中日スポーツ』『Number』『ラグビーマガジン』『WEBマガジン RUGBY JAPAN 365』などに執筆。著書に『奇跡のラグビーマン村田亙』(双葉社、2005年)、『オールブラックスが強い理由』(東邦出版、2011年)、『エディー・ジョーンズの監督学』(同、2012年)、『不動の魂』(実業之日本社、2014年)など。


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