着やせしたいなら○○をやめるべし! クールビズの心得 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

着やせしたいなら○○をやめるべし! クールビズの心得

今日から使える夏の「着やせ」テクニック 第5回

「夏までにダイエットが間に合わない……」という人必見! 今日から使える夏の着やせテクニックを、「BEST T!MES」のメタボ編集部員Tの実践を交えながら伝授します。
今回のテーマは「ビジネスカジュアルでもやせて見える着こなし」。クールビズの季節に使うべきアイテムとは?

■「白シャツ+グレーのスラックス」のデメリットって?

 ドレスコードはカジュアル化の傾向。ビジネススタイルもクールビズを始めとするスマートカジュアルな着こなしが市民権を得てきました。そこで、ビジネスシーンでも手軽にできる着やせテクニックを解説します。

 まずは着やせ術の前に、クールビズでよく見かける白のシャツ×グレーのスラックスの着こなしを検証。定番アイテム同士の組み合わせなので決して間違いではありませんが、“着やせ”の視点から見るとオススメはできません。“白いシャツ”は、連載の1回目で解説した“白いTシャツ”とほぼ同じ危険性が潜んでいます

 また着やせテクからはズレますが、無難で堅苦しさの抜けないコーディネイトという点もオススメできない大きな理由。せっかくのクールビズなので、適度なリラックス感も加味するのが理想的です。

決してNGではないコーデ、でも着やせは期待できない

■着こなしその1:ブルーのストラプシャツで着やせ&爽快感

ビジネスシーンに持って来いの、ブルーのストライプシャツ

 クールビズで活用したいのは、連載の4回目でも解説した「ストライプ効果」です。基本的には、ラインがハッキリしていてピッチ幅の細かいストライプ柄がもっとも効果的。ただし、あまりにも柄の存在感が強いとカジュアルな印象も強まるので、周囲とのバランスや自分の好みで選んでみてください。

 着やせ術からは逸れますが、ベースがライトブルーというのも大切なポイント。ホワイトよりも垢抜けた印象があり、爽快感も高まります。サックスブルー(淡い青)のシャツはスーツに合わせるシャツとしても王道で、欧米ではとくにポピュラー。ビジネスカジュアルで大いに活用すべきです。さらに今回は、見た目も着心地もリラックス感&涼感がたかまる半袖のシャツをセレクトしています。

■「白シャツ+ベージュのチノパン」は太っている人が着ると危険!

クールビズの定番コーデですが、全体的に膨張して見えるのが難点

 白いシャツ×ベージュのチノパンというコーディネイトもクールビズスタイルの定番。ベージュのチノクロスを用いたパンツは幅広く使えるオールマイティなアイテムで、1着あるとかなり便利なのですが、“着やせ”の観点から見ると“ベージュ”は避けたいカラーです。それは、白と同じく“膨張色”であり、“起伏やシワ感が目立つ色”だから。さらに、汗染みなどの濡れた箇所が目立ってしまうのもデメリットです。

 定番でみんなが着ているし……という理由で何となく服を選ぶのではなく、やせて見える収縮色、好きなデザイン、TPOに合うアイテムなど、多角的にきちんと分析して戦略的に選ぶことが大人には必要です。

■着こなしその2:ポロシャツを取り入れたクールビズを!

引き締まって見える上に、起伏が分かりづらいというのがポイント

 暑い日のクールビズでオススメなのはポロシャツ。シャツよりもカジュアルですが、用いられている鹿の子生地は通気性に優れ、半袖のデザイン主流なので自動的に涼しい着こなしに仕上がります。その上で“収縮色”のダークネイビーを選ぶのがポイント。写真の通り、引き締まった印象の着こなしになります。

 さらに、ベージュのチノパンをダークなスラックスにすれば、上下とも“収縮色”となっていっそうスマートなイメージに。また、同じチノパンでもネイビーなら着やせ効果が期待できます。ポロシャツもチノパンもネイビーなら、前回も紹介した「ゲシュタルトの群化法則」が発揮され、スリムでクールなビジネスカジュアルが完成します。

KEYWORDS:

オススメ記事

平 格彦

たいら まさひこ

[着こなし工学]ファウンダー。ファッションコンセプター。エディター、ライター。pop*主宰。JAPAN MENSA (ジャパンメンサ) 会員。

大学でマーケティングを専攻し、卒業後は日之出出版へ入社。広告部や『FINEBOYS』編集部を経て独立した。雑誌『Men’s JOKER』では創刊からほぼ毎号、執筆を続けている。また最近は、個人メディア[着こなし工学]をスタート。エディターやライターとしてメンズファッションに関わってきた約20年の知見をベースにしつつ、着こなしの方法を多角的に分析して“着こなし工学”として体系化している。( 今回の連載で紹介した錯視を用いる着痩せ術も[着こなし工学]の一部。女性の着こなしにも応用できる。)

・『Men’s JOKER PREMIUM』 http://mensjoker.jp/22585

・『+CLAP Men』 https://mens.tasclap.jp/editor/e6

・『All About』「メンズファッション」ガイド https://allabout.co.jp/gm/gp/755/library/

・[着こなし工学]http://www.kikonashikougaku.net


この著者の記事一覧