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実は“爆弾”かもしれない! 肩痛は専門医にみてもらうべき3つの理由

慢性的な肩の痛みに悩まされている人のための対処法

肩の痛みや違和感、放置していませんか? 肩の痛みはつい放置してしまいがちですが、手遅れの場合は手術が必要になることも。つらい肩の痛みを改善するにはどうしたらよいのでしょうか。実は気づいていない肩痛のリスクと、専門医に診てもらうべき3つの理由を5000件超の治療実績を持つ肩治療のエキスパートである鈴木一秀先生が解説します。

他人事じゃない「肩の病気」

 現在、40~60代での発症率が70%を超えており、もはや国民病と言っても過言ではない四十肩(五十肩)。その名の通り、高齢になってから起こる疾患とされていました。しかし、パソコンやスマートフォンを操作する時間が増えたために、今や大人だけでなく肩こりに悩む小中学生も増えています。肩の病気は年齢に関係なく、誰もが他人事だとは言えない疾患なのです。

 私はこれまで肩関節の専門医として、5000件以上の治療にあたり、2000件を超える肩関節の手術を行ってきました。この中には人工関節に置き換える手術も含まれています。正確な患者数を数えることが難しい疾患ではありますが、全国の専門医の治療数を合わせるだけでも、相当な患者数になるはずです。

 私が実際に診察や治療を行っている中で強く感じるのは、「肩の痛みはたとえ軽くても放置せず、専門家のいる医療機関で、できるだけ早く治療することが重要だ」という、ごく当たり前のことです。

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鈴木 一秀

すずき かずひで

麻生総合病院 スポーツ整形外科部長。肩治療のスペシャリスト。

医学博士。日本整形外科学会認定専門医。日本肩関節学会代議員。日本整形外科スポーツ医学会代議員。昭和大学藤が丘病院兼任講師。専門分野はスポーツ整形外科、肩肘関節外科、関節鏡視下手術。1990年昭和大学医学部卒業。現在は、同病院で勤務医として活躍するだけでなく早稲田大学ラグビー蹴球部のチームドクターを務める。これまで治療してきた患者数は5000人を超す

 


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