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作家・適菜収が指摘する、安倍政権の欺瞞。総理はなぜ嘘ばかりつくのか

作家・適菜収が偽装保守・安倍政権の問題の本質を突く

安倍晋三首相は嘘ばっかりで62年 
9億5600万円の官有地が1億3400万円で森友学園側に激安で払い下げられた疑獄事件。今回の問題の本質は安倍晋三周辺と維新の会が国民の財産を横流ししていたかどうかである。安倍は自ら「保守」を名乗り、自称保守が安倍の礼賛を続けている。しかし、安倍は本当に保守なのか? 否。今回は、安倍の過去の発言を紐解き、安倍が保守の対極にある極左グローバリストであることを明らかにする。森友事件に端を発する一連の疑獄は、起こるべくして起こったのである。哲学者・適菜氏は新刊『安倍でもわかる保守思想入門』の中でこう続ける。

 

保守とは何か?

 なぜ今の日本はダメになってしまったのか?
 結論から言えば、近代が理解されていないからです。
 そして、それは「保守」が理解されていないことと同義です。

 では「保守」とは何か?

 「保守」という言葉を聞いて、多くの人がイメージするのは何だろうか?
 人によっては、読売新聞や産経新聞かもしれない。
 人によっては、レーガンやサッチャーかもしれない。
 人によっては、田中角栄や岸信介かもしれない。
 人によっては、自民党や右翼かもしれない。
 下手をすると、小泉純一郎や石原慎太郎を連想するのかもしれない。

 そして今は、安倍晋三が自分のウェブサイトで「闘う保守」を自称する時代である。

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適菜 収

てきな おさむ

1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

 

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  • 適菜 収
  • 2017.03.25