Perfume、BABYMETAL、そして女性だけのダンスカンパニー「ELEVENPLAY」……振付の対象のほとんどが女性という演出振付家MIKIKOさんが表現しようとしている“女性像”とは。

女性から見て愛おしいと思える「女性らしさ」の研究を

 そもそも私自身が、男性の振付をするのがあまり得意じゃないと思っていまして......。女性に振付をするほうが好きなんです。女性の振付をするということ、それは女性「らしさ」の研究でもあります。
 私が目指している「女性らしさ」というのは、「性」を前面に出さないものです。体のラインを強調するとか直接的な色気ではなく、同性が見て好感の持てる女性らしさを追求することです。例えば、女性って、すっぴんで髪 が乱れてるときのほうがハッとするほど綺麗、ということもあるじゃないですか。激しく踊った後に一瞬見えた隙にドキッとするような......。あるいは、めちゃめちゃあせってて余裕がない女の子の仕草にクスッと笑えるようなチャーミングさを感じたり。

撮影/杉田裕一 [POLYVALENT]

 そういう、女性から見ても愛おしいと思えるような、 好感を持たれる女性らしさの研究しています。
 基本的に私は、女子校で育ったこともあり、女の人はめんどくさい生き物だって思っているんです(笑)。学生時代には女同士のしがらみが嫌でしょうがなかった。女性の年上の先輩にもすごく緊張していましたし、友達関係も「なんて大変なんだ」と辟易していたものです。その点、男の子同士の友情はさっぱりしていて、楽しそうでうらやましいなって今でもすごく憧れています。
 でも、せっかく女性として生まれてきたわけですし、振付をしたいと思う対象も女性なので、せっかくだからそんな気持ちの矛盾も含めて、研究してみようと思っています。

――男性というと、唯一星野源さんの振付をされていますね。

 星野さんはどちらかというと中性的な雰囲気をお持ちの方なので、私の振付でも違和感なくはまったのではないかと思います。もともと大人計画で舞台役者をしていらしたし、身体能力も高く踊れる方なんです。ご自身が作詞作曲をされているので、ダンスを飾りをしてではなく、音楽として楽器として捉えていらっしゃるので、楽曲にしっかり馴染んで成立しているんだと思います。

明日の第八回の質問は、「Q8.意図的に難易度の高いダンスを作ることもありますか?」です。