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すべてはタイトルのために。浦和・遠藤航が「ボランチ挑戦」を望んだ理由

移籍1年目。リオ・オリンピック、ACL、チャンピオンシップ……何を感じたのか。

■「ボランチ・遠藤」がひとつのオプションになればいい

 もちろんセンターバックや3バックの右というポジションを軽視しているわけではありません。挑戦をするということは、それだけ複数の選手と競争をしなければいけない。もしかしたら試合に出られないかもしれない。それでも挑戦をすることでたくさんの競争と新しい世界を手に入れることで、強くなっていきたいという思いがあります。あれだけ悔しい思いをした昨シーズンのようなことは経験したくない。ACL優勝、リーグ優勝。取れるタイトルは全部取りたい。

 1年前、レッズに移籍した加入会見でこんなことを言いました。「湘南ではずっと、3バックの右をやっていました。そこで勝負したい思いはあります。ただ、真ん中もやりたいと思っていますし、ボランチも代表でやらせてもらっているので、やりたい思いはあります。今は、そこまでポジションにこだわるべきではないと考えているので、与えられたポジションをしっかりやりたいと思っています」
 この思いは今も持ち続けています。チームの中で自分が最も貢献できる場所はどこか。ひとつのオプションとして「ボランチ・遠藤航」があることで、その場所を増やすことができれば。その先にタイトルがあれば――。
 今年も1年、応援よろしくお願いします。

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遠藤 航

えんどう わたる

浦和レッズ

1993年2月9日生まれ。神奈川県横浜市出身。

2008年に湘南ベルマーレユースへ加入すると、2010年には2種登録選手としてJ1で6試合に出場し1得点。翌年に、正式にトップチームへ昇格、主にセンターバックとして活躍する。各年代の日本代表にも招集され、リオ五輪を目指すU-23代表では主将を務め、リオ五輪代表出場権を勝ち取った。2016年シーズンより浦和レッズに移籍。



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