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チャンスの特性を知っているかが
雲泥の差になる

若手ビジネスマンのカリスマ千田琢哉氏が、3千人以上のエグゼクティブ、1万人を超えるビジネス・パーソンとの対話から得た「チャンスを掴む法則」

 世の中には、チャンスを掴むのがうまい人、ヘタな人がいる。自分の周りを見ただけでも、「確かに!」とうなずく人も多いはず。果たしてその差とはどこが違うのか? 新刊『チャンスを掴む人はここが違う』の著者、若手ビジネスマンのカリスマ千田琢哉氏が、3千人以上のエグゼクティブ、1万人を超えるビジネス・パーソンとの対話から得た「チャンスを掴む法則」を公開。

 

 ◆「ありがとう」より「ごめんなさい」で差がつく

 人生で本当に差がつくのは、「ごめんなさい」なのだ。
 相手に何かをしてもらって、「ありがとう」と言うよりも、自分が何かミスをした際に、「ごめんなさい」と言うほうが遥かに難易度は高いからである。「ごめんなさい」は、チャンスを繋げる接着剤なのだ。
 だから、チャンスを掴み続ける人は、派手な人ではなく、根が真面目で愚直な人だ。どうせ奇跡的に授かった一度の人生なら、チャンスを掴み続ける人生を歩もう。

 

 ◆【チャンスの特性】チャンスは天邪鬼。

 誰だってチャンスを掴みたいに決まっている。
 だから24時間365日ずっと血眼になってチャンスを探している人は多い。
 これではチャンスは逃げてしまう。
 なぜならチャンスは天邪鬼だからである。
 チャンスを追いかけてばかりいると、チャンスは逃げていく。
 チャンスを忘れて何かに没頭していると、チャンスは近づいてくる。
 もしチャンスに人格を認めるならば、警戒心が強くて寂しがり屋なのだ。
 
 チャンスのこの特性を知っているのといないのとでは、あなたの人生は雲泥の差になるだろう。

 あなたの周囲でチャンスを次々に掴み、どんどん出世していく人がいるはずだ。
 あなたはそんな人を見て指をくわえて、「いいなぁ~」と羨ましがっている場合ではない。
 チャンスを次々に掴んで、どんどん出世していく彼らをよく観察してみることだ。するといつも淡々と生きていることがわかるはずだ。
 淡々と生きているからこそ、その人は次々にチャンスを掴むのだ。
 淡々と生きているからこそ、チャンスが寂しがって近寄ってくるのだ。
 
 反対にあなたの周囲でせっかくのチャンスを次々に途切れさせて、どんどん落ちぶれていく人がいるはずだ。
 あなたはそんな人を見て顔をしかめて、「ああなったら終わりだな」とヒソヒソ話をしている場合ではない。
 せっかくのチャンスを次々に途切れさせてどんどん落ちぶれていく彼らをよく観察してみることだ。
 すると、いつもガツガツと生きていることがわかるはずだ。
 ガツガツと生きているからこそ、その人は次々とチャンスを途切れさせるのだ。
 ガツガツと生きているからこそ、チャンスは警戒して離れていくのだ。
 
 翻って、あなたはどうだろうか?
 もしあなたが淡々と生きているのであれば、自分が思っているほどチャンスが巡ってこないわけではないのかもしれない。
 むしろ次々に巡ってくるチャンスに気づき、ちゃんとチャンスを活かすべきだ。
 もしあなたがガツガツと生きているのであれば、これまで多くのチャンスを逃してきたし、これからも逃し続けるに違いない。
 
 人生はあなたの決断の連続の集大成である。
 どちらでも好きなほうを選べばいい。

 ◆千田琢哉(せんだ・たくや)

 文筆家。愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。

 

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  • 2017.01.14