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薄毛からの生還法 “シグナル”を見逃すな! 

多くの男性を悩ませる「薄毛」。巷間、多種多様な育毛剤が次々と登場するが、いまだ解決にはいたっていない。そんな悩める紳士たちに著者が実体験から提案する薄毛対策をご紹介。ハゲは運命ではない!

抜け毛予防に効果的な洗髪方法とは?

 頭皮を清潔に保つことで、ヘアサイクルが正常化して抜け毛予防になる。そこで重要なのがシャンプー選びだ。
世の中にはいろいろなシャンプーが出回っているが、一時の使用感のよさを優先するあまり、刺激が強すぎるものも多い。たとえば、洗浄力アップのために配合される化学系アルコール剤は、薄毛対策中は敬遠すべき成分のひとつだ。

 シャンプー購入時は、成分一覧の記載を必ずチェックしよう。合成香料が入っていないのは必須だが、天然成分でできているとなおよい。機能性と安全性が両立している植物由来シャンプーが理想的だ。オススメは、ヤシ油、ラウリン酸、ミリスチン酸などのアミノ酸系洗浄分。これらは洗浄力がマイルドで、頭皮への負担を軽減してくれる。また、殺菌力の高いアロマエキスは、天然香料としてのリラックス効果も期待できる。

 さて、せっかく髪にいい成分を選んでも、洗髪方法を誤ってはまったく意味がない。お風呂の際は、以下のステップにのっとって髪を洗おう。

①シャンプー前にブラッシングをする。髪へ摩擦を与えないためには、木製のクシを使うことが望ましい。

②髪をシャワーで濡らすと同時に、汚れを軽く洗い落とす。

③刺激を抑えるため、シャンプーを手や専用ネットで泡立ててから頭につける。

④髪の毛は、手のひらや指の間で梳き洗いをする。頭皮は、生え際から頭頂部へ向けて指の腹で地肌をこするようにして洗う。背面、側面も同じようにマッサージする感覚でやさしく洗おう。

⑤泡や汚れの流し損ねを防ぐため、強めのシャワーで入念にすすぐ。

⑥酸化した皮脂は毛穴にこびりつき、一度では落としきれないものだ。そのため、①~⑤のステップで、二度洗いをする。

 シャンプーの時間は、夜中の2時までに行うことが望ましい。なぜなら、髪が1日で最も成長しやすいのが22時~翌2時であるためだ。

 髪を洗うと抜けると錯覚している人がいるが、頭皮を不潔にしていることこそが最も髪にとっては良くない。シャンプーは必ず毎日行おう。

 また、頭皮を清潔に保ち続けるためにはコンディショナーが欠かせない。「シャンプーで取り除いた脂がまた付くようでさっぱりしない」と敬遠する男性がいるが、これは大きな間違い。実は、コンディショナーを使用しないと、逆に頭皮の脂が大量に発生してしまうのだ。コンディショナーは、たくましい髪を取り戻すための必須アイテムなのである。

 コンディショナーの役割は、髪や頭皮を守り、バランスを整えること。実はシャンプーで二度洗いした髪には脂がほとんどない状態で、そのままにしておくと頭皮を保護しようと過剰な脂が出てくる。そこで、コンディショナーを用いて人口的な保護膜をつくるわけだ。これで異常な皮脂の分泌が防げる。

 では、コンディショナーはどんなものを選べばよいのか。結論から言えば、やはりシャンプーと同じく合成香料不使用、天然成分由来であることが大切だ。特に重視すべきは、コンディショニング成分。プエラリアやローズマーリー油、ヤシ油エキスには、頭皮バランスを整える作用がある。やさしい天然成分なので、毛穴を塞ぐことなく、過剰な皮脂を防いでくれる。またサトウキビ、タピオカ、トウモロコシなどは外的要因から髪を守ってくれるアミノ酸系の保湿成分。髪を丈夫にする効果に優れている。

 コンディショナーは、シャワーで入念にすすぐ。「流しすぎると効果がなくなってしまうのでは?」と思う人もいるが心配ご無用。その効果はしっかり持続するものだ。最後にドライヤーで乾かせば、ゴージャスなハリ&コシ&ボリューム感を実感できるだろう。そしてなにより、翌朝目覚めたときに“べっとり感”が一切ないはずだ。

 

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杉山 哲矢

すぎやま てつや

株式会社エスロッソ、株式会社新日本情報システム

代表取締役社長

1971年7月生まれ。静岡県出身。大学中退後、サラリーマンとして働くなかで薄毛に悩み、独学で研究を重ねた結果、劇的な育毛に成功する。その後、2006 年に独立。自身の体験をもとにした育毛事業を立ち上げ、圧倒的な効果を発揮する商品・サービスを次々と展開。「自分の経験を役立てて、同じ悩みを抱えた人たちを救いたい」という強い想いのもと、年間30000名以上の薄毛に悩む人々を救っている。


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