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薄毛からの生還法 “シグナル”を見逃すな! 

多くの男性を悩ませる「薄毛」。巷間、多種多様な育毛剤が次々と登場するが、いまだ解決にはいたっていない。そんな悩める紳士たちに著者が実体験から提案する薄毛対策をご紹介。ハゲは運命ではない!

知らないと損をする薄毛の基礎知識

 ハゲの95%は、男性型脱毛症という進行性の脱毛症が原因といわれている。その主な症状は、髪の生えている面積の減少や、毛髪密度の低下。これは主に老化によって引き起こされる。

 ただ、一口に老化といっても個人差がある。年齢にかかわらず、若い人でも不摂生で体が老化すると薄毛になってしまうのだ。症状が現れると、毛根が次第に小型化され、髪がより短く、か細い産毛ばかりになる。また、髪には生え変わりの周期があるが、成長期が短くなって休止期が長くなる。

 その恐ろしい男性型脱毛症を引き起こす最大の原因となるのが、「DHT(ジヒドロテストステロン)」と呼ばれる男性ホルモンだ。強力な脱毛作用があり、皮脂線の受容体と結合して過剰な皮脂を分泌させ、毛穴をふさいでしまう。毛乳頭や毛母細胞にまで悪影響を与え、髪が十分に成長する前に抜け落ちる原因となる。寝起きや夕方のべっとりとした脂汗も、このDHTの仕業なのだ。

 フサフサヘアーを取り戻すためには、DHTとの闘いに打ち勝たねばならない。厄介なDHTを抑制して、正常なヘアサイクルを取り戻す。これが髪を生やすためのヒケツだ。

生活習慣の改善が“生還”への第一歩

 DHTが異常分泌されるのは、身体の機能が若い頃に比べて低下しているから。まずは当たり前の健康を取り戻すことが最優先だ。髪が普通に生えてくる状態をつくるためにまず取り組むべきは、食生活だ。以下でその概要を解説していこう。

 

◆水をたくさん飲む

体の毒を排出するためには、体内の水分を増やすことが大切だ。とにかく水をたくさん飲むといいだろう。水といっても、水道水ではなくミネラルウォーターか浄化した水が鉄則。1日1~2リットルくらいを目安にする。

◆脂っこい食事を控える

体臭がくさいのは、体の内側が脂ギッシュになってしまっている証拠だ。事実、私の場合、抜け毛がひどくなってきた時期と体の脂臭さが気になり出した時期がぴたりと一致していた。なるべく脂っこい食事は控え、食べるときは一緒に野菜を摂るよう心掛けよう。

◆無理なダイエットはNG

新しい髪は、体が栄養不足だと生えてこない。そこで薄毛対策中は、過度な食事制限などのダイエットをやめるべきだ。体重ではなく、体脂肪率を落とすのならOK。なぜなら体脂肪率を落とすための運動は、髪にとってもいい影響をもたらすからだ。

◆朝食はしっかり摂る

脂質の吸収を抑える意味でも、朝は食べるべき。野菜ジュースだけでも飲むことが大切だ。

 

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杉山 哲矢

すぎやま てつや

株式会社エスロッソ、株式会社新日本情報システム

代表取締役社長

1971年7月生まれ。静岡県出身。大学中退後、サラリーマンとして働くなかで薄毛に悩み、独学で研究を重ねた結果、劇的な育毛に成功する。その後、2006 年に独立。自身の体験をもとにした育毛事業を立ち上げ、圧倒的な効果を発揮する商品・サービスを次々と展開。「自分の経験を役立てて、同じ悩みを抱えた人たちを救いたい」という強い想いのもと、年間30000名以上の薄毛に悩む人々を救っている。


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