「みなさんの息子さんをひとりも戦場に送りません」といって当選した
第32代 フランクリン・デラノ・ローズベルト
☆
②世界秩序への貢献
ー20点 ××××××××××××××××××××
③正気を保ったか ー15点 ×××××××××××××××
第二次世界大戦は一応勝ったとはいっても、地球の半分をスターリンにくれてやった最悪の勝利です。
アメリカ人にとって日本という本当の大国と戦って勝った戦争で、のちのベトナム戦争などに比べると文句なしに自尊心が満たされる出来事でしたが、アメリカの保守派であるフーバーの観点に立てば、そもそもやらなくてよかった戦争です。
そういう意味で、国益への貢献は、第一次世界大戦に参戦したウィルソンと同じく一点とするのが妥当でしょう。
世界の国益に反したことにかけては、同じくウィルソンに迫るマイナス二十点、正気度もウィルソンといい勝負でマイナス十点です。
ローズベルトは「みなさんの息子さんをひとりも戦場に送りません」という、まるで福島みずほのようなことを言って大統領になった人でした。
その手前、自分から宣戦するわけにはいかないので、日本から先に手を出させるため、徹底的に日本を挑発しています。
ローズベルト政権のホワイトハウスは“レッドハウス”かと言われるくらい、ソ連の工作員だらけでした。
ソ連にとっては英米と日本が潰し合ってくれたのですから笑いが止まりません。
アメリカは支那大陸の利権を得ようとして日本にケンカを仕掛けたはずだったのに、戦争が終わってみたら、ヨーロッパの東半分も支那も満洲も、すべてスターリンのものになっていました。
ウィルソンがやったことがひどすぎるのは先に述べたとおりですが、ローズベルトはそれをさらにやり直してくれたわけです。
① アメリカの国益にどれほど貢献したか
② 世界の秩序にどれほど貢献したか
③ いつまで正気を保ったか
そこへもうひとつ③の基準がどうしても必要なのがアメリカならではです。①はアメリカ人から見たときの基準、②はアメリカ以外から見た客観的な基準、③は自然科学的基準です。各項目5点満点の5段階評価です。
『大間違いのアメリカ合衆国』より
明日は、人気者だが実は? ケネディ大統領です。