ビジネスの場でワインを選ばないあなたは損をしている |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

ビジネスの場でワインを選ばないあなたは損をしている

人生を変えるワイン学 第2回

◆予約で必ず伝えておくべき3つのこと

 では、会食や接待の日程が決まったらどうしたらいいのでしょうか?
 接待を成功させるカギは、なんといっても事前準備。まずは、お店を選び予約を早めにとります。
 通常、お店の予約の際には、日時や人数を伝えるだけでOKですが、接待の場合にはいくつかのポイントがあります。

予算、シチュエーション、好み……抜かりなく。

①「予算」

 どれぐらいの予算かをソムリエに伝えておけば、料理に合ったワインを選んで提案してくれます。ワインに詳しいゲストの場合は、その旨をソムリエに伝えておきます。
 

②「どんなシチュエーションか」

 接待で使うということをはっきりと伝えておきましょう。しっかりと状況を把握できたほうが、お店側も対応しやすくなります。
 例えば、料理を出すときには、料理は常にゲストを先にする必要がありますしワインの注ぐ順番もあります。その際にゲスト側とホスト側のそれぞれの人数も伝えれば、それに相応しい席も提案してくれます。

③「ワインや料理のゲストの好み」

 ゲストの好きなワインや好きな料理、アレルギーや食事の量など知っている情報を伝えます。また、誕生日や記念日などが分かればお店に相談するのもいいですね。
 レストランの中には、デザートにゲストの会社のロゴやメッセージを入れてくれることもあるので聞いてみてはいかがでしょうか。

 

◆当日は早めに到着してからが勝負

 当日は、10~15分早めにお店に到着してソムリエと最終確認をしましょう。
 そこでは、ゲストの嫌いなものや好きなもの、ワインの好みなど再確認します。
 テーブルの場所を確認して、あらかじめ席を決めておくことも大切です。

 

◆ワイン注文のかじ取りは、常にキープ

 ワインの注文は、事前に予約でソムリエと相談しているので安心ですね。
 ただし、ゲストがワインに詳しいからといってゲストにワイン選びを全てお任せするのはNG! もちろん、テイスティングをゲストにお願いするのは、やめてくださいね。
 ホストティスティングの仕方、乾杯の仕方、ワインの注がれ方、グラスの持ち方、グラスの回し方などは、第1回と同じですので「今夜、気になる女性とワインを美味しく飲む方法」を参考にしてください。

次のページ意外と知らない?「結構です」を伝えるサイン

KEYWORDS:

オススメ記事

竹内 香奈子

たけうち かなこ

ソムリエ/ワインショップ「mista」店長。所属事務所パールダッシュ。

 

短大卒業後、ワインを独学で学び、2010年に日本ソムリエ協会「ソムリエ」の資格を取得。現在、大阪心斎橋のワインショップ「mista」の店長を務めながら、自身の経験や知識を元にワインを中心としたライフスタイルの提案を行っている。

 

◇オフィシャルブログ「竹内香奈子のお家飲みワインのススメ

 

◇「mistaワインセレクトショップ

 

◇ワイン酒屋mista 大阪府大阪市中央区東心斎橋2-5-27 ☎06-6211-3923 営業時間:16時~22時 休日:土、日、祝日

 

この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

おうち飲みワインレッスン
おうち飲みワインレッスン
  • 竹内 香奈子
  • 2014.03.21