乃木坂46、初登場！ 最初に表紙を飾ったメンバーは？
2017年6月号で創刊20周年を迎える『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。
ファッション誌に「モテキ」が到来した2012年。
写真を拡大 ’00年代には男性プロモデルと若手女優のカップリングが主流だったが、’10年代に入ると彼らの相手役は女子大生モデルに。これもひとつの時代の流れだ。
巻頭特集は『モテファッション』である。
女子にモテたいのは男性ファッション誌が避けては通れない永遠のテーマ。とは言え、あくまで企画の切り口のひとつとして紹介される程度だった。しかし’10年代に入ると女性誌でも『モテ』を冠にうたった巻頭特集が組まれるようになり、それが男性誌にも波及。一気に『モテ』がファッション誌のメインストリームに踊り出ることとなる。
タイトルの『モテ期』は当時流行し映画化もされたコミック『モテキ』をもじったものと推測される。
さてそんな中において、ひとつのヒット企画が生まれることになる。
それが、『アイドルの好きなデートファッション』を誌上再現するというもの。だがこの企画にはひとつの超えられない壁があった。
アイドルはリアル恋愛は禁止ーー。そのため、いくらプロのモデルとは言っても生身の男性との2ショットはシチュエーションとして実現するにはハードルが高い。ましてや、デートシーンなんて！・・・かつての若手女優×男性モデル（本連載第4回を参照いただきたい）という時代が懐かしい。
そこで編集部は考えた…生身の人間じゃなければいいのなら…。
