【猟師ってぶっちゃけ、食べていけるの?】

 皆さんこんにちは! 茨城県でヨガのインストラクターの傍ら、新米猟師をしているNozomiです! 私のドタバタ連載は、まだ始ったばかり。ぜひ宜しくお願いします!

 私が狩猟を始めてその様子をYouTubeやSNSで書き始めたころ、

『ぶっちゃけ“猟師”って食べていけるの?』

 という質問をコメントで良く頂くようになりました。たしかに皆さんが1番気になっている事かも知れませんね。

 実際に猟師になって周りを見渡した時に、周りの猟師さんたちのワークスタイルの多様さにびっくりしたものです。司法書士さん、車屋さん、お医者さん、学校の先生などもいました。もしかしたら、ヨガのインストラクターをしながら猟師をしている私だって、ほかの猟師さんからしてみれば『なんじゃ、ありゃ?』となるワークスタイルなのかもしれませんね……!

 なので今回は実際に狩猟として働いている方のワークスタイルや、年収モデル、そして収入源などについて綴らせて頂こうと思います。

 私の拙い文章を通して少しでも“狩猟”に興味のある方、すでに“狩猟”に携わっている方、そして何より“いのち”と向き合っている方のお役に立てれば幸いです。

 

【猟師の収入源!勤務体系別に猟師を分類!? 推定平均年収は?】

 まずは、猟師の収入源についてですが主に3つあります。

 

 1つ目は自分で捕ったお肉を食肉加工業者に販売(あまりないようですが)することです。

 2つ目は県や市から出る報奨金。

 最後に3つ目は角や皮、骨など加工して販売することです。

 

 1つ目の食肉加工業者にお肉を卸すときはグラムあたりいくらいくら、というように、買取の値段のだいたいの相場はありますが、加工業者によって若干の差はあるようです。

 もちろん業者さんに卸すには、スピーディにお肉を運んだり、その土地で捕れるお肉の放射能の基準等、いくつか満たさなければいけない基準もありますが、な、なんとイノシシだと大きさによって約5万円~30万円程になるのだとか(!?)

 2つ目の、県や市からの報奨金ですが、こちらは1頭あたりいくらいくら、というような計算で報奨金が出ます。これもお住まいの県や捕った鳥獣の種類によって金額にだいぶ差があるようですが1頭あたり5千円~1万円との事でした! ちなみに茨城県では成獣イノシシの報奨金が1万円、ウリ坊(10kg未満)で5千円でした。(2019年現在)

 3つ目の角や皮、骨の加工ですが、特にオス鹿の立派な角がついた骨を欲しがる人は多いそうです。シカの立派なスカルで高いものになると、5万~販売されています。

 また、革製品(サイフやバッグ、キーケース)や骨のキーホルダーなどを加工して販売している方もいるそうです。

 

 そして猟師といっても、時代や定義、活動する地域や所属する団体、使用する猟具 (狩猟をするのに使う道具)などによって呼び方もさまざまです。なので今回はわかりやすく猟師を勤務体系別に《専業猟師》・《兼業猟師》の2つに分類しました。

 まず《専業猟師》ですが、これは皆さんが想像する猟師さんに一番近い方々ですね!  狩猟を生業とし“マタギ”などとも呼ばれます。その歴史はとっても古く、平安時代から職業として確立しています。基本的に“マタギ”の定義は「狩猟を専業とすること」なので、時代が流れるにつれて、森林の減少や、経済環境、職業文化の変化に伴いその数は激減し、マタギの兼業猟師化が進んでいます。専業猟師の推定平均年収は240万円程(厚生労働省データから推定)との事ですが、私のまわりを見渡しても専業猟師さんで活躍している人はほぼ見かけません。やはり現代社会で狩猟を専業にするのは難しいのかもしれません……。でも、なかにはいるんです!私の師匠の害獣捕獲数は猟期(猟をするのに定められた期間。茨城県では11月~3月末)でなんと3桁を誇ります! 年間捕獲数はなんと、数百匹……!ひょえぇ~~。私の師匠くらい捕れるならば、専業猟師も夢ではありません!

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