■要するに「イケメンかどうかは別として私は好き」かどうか

 二人のキューピッドとなったしずちゃんによれば、最初に蒼井さんに山里さんを紹介した理由は、蒼井さんに「山里さんの仕事に対する姿勢を尊敬している」と言われたからだそうです。芸人さんのサービストークですのでどこまで本当かはわかりませんが、少なくとも始まりは「(山里さんと蒼井さんが合うと思って紹介したわけでは)ない」ということだったのです。

 ところが、記者会見で山里さんと結婚を決めた理由を聞かれて、蒼井さんは「一緒にいてしんどいぐらい笑わせてくれたり、人に対しての感動すること・許せないことのラインが一緒だったり、金銭感覚が似ていること、あと、冷蔵庫をちゃんとすぐ閉めること」と答えています。

 そのあと山里さんにツッコまれて「優しい」も出てきましたし、会見の最後には「言い忘れてたんですけど、私は山里さんの仕事に対する姿勢を尊敬しています。私も仕事に入るとなるととことんやってしまうけど、山里さんを見ているとそれで間違ってないんだなと思わせてくれる」と言いましたが、「芸人・山里亮太」ではなく「男・山里亮太」の好きな部分として、まず蒼井さんの頭に浮かんだのは「一緒にいて楽しい、価値観を共有できる、金銭感覚が似ている、日常生活の中の動作」だったのです。つまりそれが山里さんが蒼井さんに見せた「顔」ということです。

 この4つが合うなら、それは居心地もいいだろうし、好きになるだろうと思います。そして女優として山ほどプロのイケメンを見てきた蒼井さんは、世間一般で言うイケメンかどうかなんかより、「自分に見せる顔」のほうがよほど大事だと知っていたんですね(ちなみに蒼井さんは山里さんのいわゆる外見について「メガネを変えるとかっこいい」。顔のパーツで好きなところは「変なところからヒゲが生えているところ」と答えています。決して絶世のイケメンと褒めてはいないのですが、これは要するに「イケメンかどうかは別として私は好きだ」と言っているわけで、ならばもう文句のつけようがないですよね)。

 

 反対に山里さんは蒼井さんの好きなところとして、「蒼井優がいる!というドキドキが数分でなくなるぐらいに気さくに喋ってくれて、なんて優しいんだって。好きなものとか話も合うし。僕といるとすごい楽しいということを全力で伝えてくれる」「めちゃくちゃごはんもうまい、ジャンルから聞いてくれる」「いちばんキュンとするのは、みんなで飲んでいたときにいそいそと帰る準備をするから、どうしたの?って聞いたら『終電が……』って。タクシー乗ればいいじゃん、って言ったら『まだ時間があるから』」と答えています。これも「一緒にいて楽しい、生活の動作(料理)が好き、価値観、金銭感覚が合う」と、これまた「自分に見せてくれた顔」を挙げています。お互いが見事に一致しているんですね。