お酒好き、日本酒好きなら誰もが知りたい!地元の酒を熟知した唎き酒師がエリアごとにうまい酒を厳選!有名な銘柄からリーズナブルなものまで、各県の特徴とともに今飲むべき日本酒を『一個人』2月号よりご紹介!

■きめが細かくまろやかな味わい

 本州中西部に位置する近畿地方は、 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県、滋賀県、和歌山県の二府五県の総称だが、酒呑みにとっては、まさに垂涎の聖地。 
 
 最高級の酒米「山田錦」の産地で、全国屈指の銘醸の地として定評のある兵庫県の灘地区は、出荷量全国1位。さらに京都の伏見も控えている。
 
 そして美食のバラエティに富む各県において、その土地ならではの食文化と強く結びついているのも興味深い。食い倒れの街として知られる大阪では、米の旨味がしっかりありつつキレのよい純米酒系が多く、こちらはご当地名物の串カツなどとも好相性。一方、清らかな軟水で育まれ、「女酒」とも称される京都の酒は、たおやかに繊細な伝統の和食に寄り添う。
 
 また、2016年に開催されたG7伊勢志摩サミットで、乾杯酒および食中酒として供された三重の酒が注目を浴び、オバマ氏の舌を楽しませたことも記憶に新しい。